コレクション ウラがもれる
- 会 期
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- 2013年1月12日(土)ー3月3日(日)
- 休 館 日
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- 月曜日(但し1月14日, 2月11日は開館、1月15日, 2月12日休館)
- 入 館 料
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- 一般500(400)円/大高生250(200)円/中小生100(80)円(予定)
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- ( )内は20 名以上の団体割引
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- 兵庫県内の小中学生はココロンカード、クローバーカード呈示にて入場無料
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- 4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)
内と外、裏と表、光と影。目に見える領域と背中合わせで存在する、もう一つの隠れた世界。両者は正反対でありながら、切っても切れない関係にあります。
「ウラがもれる」というタイトルは、「日常のモノの裏側にぽっかりと空いた空間から何かが洩れ出てくるような。」という今村源の言葉から引用しました。今村の作品は、見る者に優しく寄り添いながらも、ほんの一瞬の隙をついて、日常のウラにある不可思議な世界を開示します。
このように美術作品は、目に見えない世界、すなわち想像の世界へとわれわれを誘ってくれます。その喚起力が大きければ大きいほど、見る者の五感は刺激され、感性の世界へと広く、そして深く羽ばたいていくことでしょう。
本展では、光と影などコントラストを成しつつもひとつの世界を形づくるもの(=共鳴・陰影礼賛)、日常とは異なる世界を示唆するもの(=アナザー・ワールド)、ある事実の裏側に潜む事柄に光を当てたもの(=暴かれたものたち)など、様々な”ウラ”を切り口にコレクションを横断します。
果たしてどんな”ウラ”がもれだすのか。風の匂いや、木々のざわめきを感じるように、あるいは記憶の彼方へ思いを馳せるように、五感を研ぎ澄ましてお楽しみください。
主な出展作家
今村源(1957- )、土谷武(1926-2004)、堀尾貞治(1939- )、山田光(1923-2001)、オノレ・ドーミエ(1808-1879)、ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)、ジェイムズ・ギルレイ(1756-1815)、J.J グランヴィル(1803-1847)、デヴィッド・サーレ(1952- )、マン・レイ(1890-1976)、ロルフ・ユリウス(1939-2011)など
特別出品
当館への寄贈候補の新作《シダとなる・イタミ2013》 が本展に出品されます!
関連企画|アーティスト・トーク
1月19日(土) 14:00?
今村源(美術家)聞き手:岡山拓(美術ライター)
伊丹市立美術館1F講座室 聴講無料(展覧会への入場には別途観覧券が必要です)
主催||美術館にアートを贈る会 ※詳細は下記ウェブサイトをご覧ください

美術館にアートを贈る会 第4弾寄贈プロジェクト
〒530-0042
大阪市北区天満橋1-8-5 アートコートギャラリー内
E-mail: info@art-okuru.org
URL: http://www.art-okuru.org/
画像は今村源 ”シダとなる・イタミ2013”
- 主 催
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- 伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]
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今村源
《ダイブII》 2006
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J.J.グランヴィル
《生きている花々》 1847
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オノレ・ドーミエ
《1831年の仮面の数々》
1832
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ジェイムズ・ギルレイ
《すべてを紙幣に変える
ミダス王》1797